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大和製罐と武蔵精密工業、蓄電池の運用最適化に向けた実証を開始
大和製罐と武蔵精密工業、蓄電池の運用最適化に向けた実証を開始
大和製罐株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山口裕久、以下「大和製罐」)と武蔵精密工業株式会社(本社:愛知県豊橋市、代表取締役社長:大塚浩史、以下「武蔵精密工業」)は、株式会社アプデエナジー(本社:滋賀県近江八幡市、代表取締役社長:王本智久、以下「アプデエナジー」)とともに、大和製罐の東京工場(神奈川県相模原市)において、蓄電池の運用最適化に向けたエネルギーマネジメント実証を開始しました。本取り組みは、相模原市のオープンイノベーションプログラム「Sagamihara Innovation Gate 2023」を契機とするものです。
本実証では、大和製罐とアプデエナジーが構築した、蓄電池の劣化状況をリアルタイムで管理・診断するクラウドシステムを活用します。種類や使用履歴、劣化状態の異なる複数の蓄電池と太陽光発電設備などを組み合わせ、稼働中の状態変化を把握するとともに、再生可能エネルギーの有効利用と、蓄電池を含むシステム全体の運用の経済性を検証します。
大和製罐の蓄電池評価と解析に関する知見、武蔵精密工業が自社工場で培ってきたマイクログリッド※1の構築と運用実績に基づく直流統合型(DCリンクシステム)※2の構築技術、アプデエナジーの大型リユース蓄電池システムおよびクラウドシステムを生かし、本実証に取り組みます。2028年3月までをPoC(概念実証)期間とし、将来的な社会実装と価値提供を目指します。
※1 マイクログリッド:一定の地域や施設内で、太陽光発電や蓄電池などの分散型電源を組み合わせ、需要に応じて電力を供給・管理する仕組み。
※2 直流統合型(DCリンク)システム:太陽光発電設備や蓄電池などを直流で接続し、電力を一体的に管理・運用するシステム。
<実証の背景>
太陽光発電などの再生可能エネルギーは、天候や時間帯によって発電量が変動します。そのため、発電した電力を有効に利用するうえで、電力を蓄えて必要なときに使用できる蓄電池が重要な役割を担います。また、蓄電池の普及に伴い、今後、使用を終える蓄電池の増加が見込まれる中、これらを再利用し、エネルギー資源として有効に活用することも求められています。
一方、リユース蓄電池は、種類や使用履歴、劣化状態によって性能が異なり、その状態は運用効率や寿命、経済性にも影響します。特に、リユース蓄電池の活用を広げるためには、稼働中の状態を把握し、それぞれの状態に応じて運用する必要があります。
大和製罐は、相模原市が開催した「Sagamihara Innovation Gate 2023」のホスト企業として採択され、アプデエナジーとの共創により、蓄電池の劣化状況をリアルタイムで管理・診断するクラウドシステムを構築しました。
今回、武蔵精密工業が自社工場で培った、複数の発電・蓄電設備を統合して制御する技術と、アプデエナジーが提供する大型リユース蓄電池システムを組み合わせ、大和製罐の製造工場で実際に設備を運用します。これにより、研究設備だけでは得にくい実使用環境でのデータを蓄積し、再生可能エネルギーの有効利用、システム全体の運用最適化および運用の経済性を検証します。
<実証概要>
- 種類や使用履歴、劣化状態の異なる複数の蓄電池を一つのシステムで運用
- 稼働データを活用し、蓄電池や電力変換機器の状態とエネルギー効率を把握
- 太陽光発電による電力の有効利用と、システム全体の運用最適化を検証
- 診断結果をもとに、経済性を考慮した運用方法を検証

本実証では、リユース蓄電池を含む、種類や使用履歴、劣化状態の異なる複数の蓄電池、太陽光発電設備、ハイブリッドスーパーキャパシタ(HSC)※3、エネルギーマネジメントシステム(EMS)、クラウドシステムなどを組み合わせた直流統合型(DCリンク)システムを運用します。
※3 ハイブリッドスーパーキャパシタ(HSC):キャパシタの高出力・急速充放電特性と、リチウムイオン電池の高エネルギー密度特性を融合した蓄電デバイス。
<会社概要>
大和製罐株式会社
- 所在地:東京都千代田区丸の内 2-7-2 JPタワー9階
- 代表者:代表取締役社長 山口裕久
- 主な事業:各種缶詰用空き缶の製造販売
- 公式サイト:https://www.daiwa-can.co.jp/
武蔵精密工業株式会社
- 所在地:愛知県豊橋市植田町字大膳39番地の5
- 代表者:代表取締役社長 大塚浩史
- 主な事業:輸送用機械器具の製造および販売
- 公式サイト:https://www.musashi.co.jp/
株式会社アプデエナジー
- 所在地:滋賀県近江八幡市上野町58番地1
- 代表者:代表取締役社長 王本智久
- 主な事業:リユース蓄電池システム、蓄電池劣化診断・エネルギーマネジメントシステムの開発・提供
- 公式サイト: https://upd.energy/